北海道各地から、30名もの塾生が集まり、
熱気のこもる会場で、火山の専門家による講話が行われました。
北海道大学理学研究科 高橋浩晃准教授は
「火山とはなにか」
生きている山とも言える「火山」とはどのようなものなのか?
北海道の火山はどのような仕組みでできているのか?
なぜ人は火山に惹かれるのか?
について、美しい火山の写真とともに紹介されました。
続いて、道立総合研究所 地質研究所 廣瀬 亘 研究主任からは
「雌阿寒岳のおいたち」
阿寒湖(阿寒カルデラ)と雄阿寒岳・雌阿寒岳が姉妹のような関係にあること、雌阿寒岳の誕生からこれまでの生い立ち、雌阿寒岳の魅力について紹介されました。
塾生からは、なぜマントルに水が入ることでマグマが出来るのか、雌阿寒岳が今後どのような道をたどるのか?など沢山の質問が寄せられました。
引き続いて、道立総合研究所 地質研究所 岡崎 紀俊 研究主査から、雌阿寒岳の火山観測で実際に使われている、
熱映像装置や地震計、火山灰の観察に使われる実体顕微鏡に
参加者みんなで実際に触れて見ました。
地震計の周りで飛び跳ねた揺れを地震計がとらえる様子や、火山ガラスの美しさ、熱映像装置に写る、温度で見た自分達の姿に、皆興味津津な様子でした。
次の日は雌阿寒岳登山ということもあり、みんな早々に眠りましょう〜のはずでしたが、酒の力も借りて、夜遅くまで火山や植物などの研究の話しで盛り上がっていたようです。
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