快晴の中念願の冬山塾開催させて頂きました。
昨年、一昨年は悪天の為、少人数での冬山学習会として開催。
3度目の正直です。
14名+2匹で出発!!
3合目迄はいつも辛い。
でも、皆の雪の踏み音と時折聴こえる鳥の声を聞きながら、
アカエゾマツの純林を進む。
それが妙に心地よかったりする。
森林限界を過ぎ、夏にはハイマツに覆われている3合目。
この時期は全てが雪で覆われる・・・
しんどい中登って来て見られるこの空間。
この景観を見たくて登って来る。
そして、これを見せたくて「冬山塾」やってる様なもの・・・
大沢を越え、斜面もかなりガリガリに。
週初めの高気温で雪が締まってしまった様です。
先発から少し遅れた私達4人は6合目手前でアイゼンを装着。
少し離れた先発隊を見ると未だスノーシューで登っている。
急いで追いつき、アイゼン装着を勧め、ここから全員でアイゼンでの登攀。
ここで1名下山されました・・・・
アイゼンデビューの方も・・・
四苦八苦しながらも、ようやく厳しい沢を越え8合目手前で一休み。
モコ&チロも無理くりご相伴に。
風が少し出始めましたが、まだ天気がよく皆で出発。
登る事1時間、ようやく山頂に到着。
流石に最後の坂は堪えました・・・
そして、残念ながらお一人&隊長は9合目で待機となりました。
3年目にして初めて見えたポンマチ火口。感動です〜〜!
最高の笑顔で記念撮影

しかし・・・
ここからが最高の苦難でした。
強いなんてもんじゃない風が・・・
瞬間風速は40m位あったかも?
本当に立って居られない、1歩が中々出ない。
すべる斜面を下りるのにはかなり勇気がいる。
ビビリながらの下山となりました。
ここで昨夜の冬山講座で話していた「ザイル登場」。
隊長他スタッフがヘルプ。
心強い。
大沢を越え、皆で一休み。
ようやく笑顔が戻りました。
3時半、事故も無く全員無事下山。
往復7時間の山歩きとなりました。
下山後、食事を取りながらどこか満足感を漂わせる
参加者の方の笑顔を見て、私もようやくほっとしました。
めあかん自然塾の行事としては3度目の冬山。
3回とも天候はもとより、残雪量、雪質も違っていました。
一番天気に恵まれた今回の冬山塾でしたが、
実際斜面は今回が一番きつかった・・・
主催者として、今迄の感覚で安易なアナウンスをしてしまった事
深く深く反省しております。
ただ、改めて我自然塾隊長の頼もしさ感動しましたし、
スタッフとして参加して頂きました、秋庭さん、井上さん、佐野さんにも深く感謝しております。
皆さんがいなければ、冬山塾は開催出来ませんでした。
今回の冬山塾は良い経験だったと思っております。
参加者の方の装備、力量、そして精神的なもの・・・
きちんと受け止め、これからの運営に活かして行きたいと思っています。
でもでも、我冬山塾。
田村隊長にだったら身を委ねられる。
まだまだ身体中痛いですが、又行きたいな〜
参加者の皆様、田村隊長、秋庭さん、井上さん、佐野さん
本当にありがとうございました。
おまけ・・・
モコはモコ。
【学習会&イベントなどの最新記事】