昨日の御嶽山の噴火。
映像を見た時は衝撃を受けました。
それは、普通に火口付近に多くの登山者がいたから。
9月から火山性地震が増加していたなら、何故レベルを上げ火口周辺規制をしていなかったのか?
雌阿寒の今迄の状況と照らし合わせると、初めは疑問に思えました。
雌阿寒岳も同じ活火山です。
レベル化もされています。
気象庁が発表するレベルというのは、レベル1が平常。
すなわち御嶽山は平常の状態だったという事。
雌阿寒でレベル2(火口周辺規制)が出るのは、
火山性微動が観測されたらです。(これも単純ではないですが)
今回の御嶽山は噴火のわずか10分前に微動が観測された。
事前にレベルを上げるのは不可能だった・・・と言う事になる。
各々の火山には各々の特徴があります。
例えば有珠の様に、火山性地震が増加すると噴火すると解りやすい山もある。
そして、御嶽山や雌阿寒の様に過去の火山の歴史もあまり残って無く
現時点の地震や山体の膨張など注意深く見守るしか無い山も有る。
雌阿寒に泥流センサーが設置される時、センサーが切れた場合地元への直接連絡は出来ないと言われた。
まず、ここから40km程離れた役場に連絡が入り、そこからここへ連絡。
普通でも間に合わないし、意味が無いと思えた。
「では、夜間や役所が休みで担当者が居ない時は?」と聞くと
その担当者は「噴火は予知が出来るから、そうゆう時は事前に担当が当直している」と言い放った。
悲しくなったんですよね、その言葉に。
噴火、自然災害の予知には限界がある。
活火山と向き合うには、個々がきちんと意識しなければいけないと思っています。
そして、レジャーとして多くの登山者が登る以上、
山麓に住む者として、皆さんにきちんと情報提供をしていかなくては・・・
未だ被害状況の全容が分かっていない御嶽山。
皆さんのご無事を願っております。