2018年03月25日

雌阿寒岳冬山塾 2018

2010年冬山勉強会から数えて9回目を迎えた冬山塾。
冬山塾史上初めてという位の好天!

スタッフ、参加者合わせ11名+1匹で出発

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3合目・・・遥か彼方にニペソツや大雪連山の眺め。
歓声や笑顔が広がる。
まさしく雲一つない。気温も高く冬山塾で初めて汗あせあせ(飛び散る汗)


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大沢でアイゼン装備。
フップシは雪一つない。


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その後順調に歩を進める。
今年は雪が少なく、思ったより斜面もゆるい。
本当に順調だった・・・


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8合目手前、調査機関の機器があるなだらかな休憩地点までもう少し。
斜面が少し硬くなって来た。
途中別パーティーの3名の女性と一緒に。

そこで、事故が起きた。。。
前を進んでいたメンバーとチロル。
声が聞こえた・・・と同時にチロが滑って来た。
最初はいつもの様にふざけて遊んでいるだけ?と思ったが
一回転し、直ぐに制御不能になっていると分かった。
恐ろしいほどのスピードで落ちていった・・・

どうしよう〜〜と思っている間もなく、合流した女性が目の前を滑落。
岩の前、止まって!!の声が響く。
でも、又下へ滑ってしまった。
女性の姿も、チロルの姿も私には見えなくなっていた。

200m以上滑落して行ったチロル。
もう・・・本当にもうダメだと思った。
私自身、膝がガクガク震え動けなかった。

すると、田村隊長含め皆が直ぐに行動を起こしてくれた。
かなりの距離、何も見えない中不安が募る・・・
やがて、滑落した女性が我が隊のメンバーと下山する姿見えた。
ほっとした。

それからどの位の時間が流れただろう、記憶が無い。
姿が見えなくなっていたチロルが隊に合流したと連絡が入った。
道なき道を必死に人の声を頼りに戻って来た。涙が出る。

30分程して、私もチロルと合流。
顔面や肢の出血はあったものの、取り敢えず大きなケガは無さそうだった。
静かに静かに下山を始める。
5歩進むと立ち止まる。だましだまし3合目まで下りたが限界。
そこからしばらくおんぶをして進む。

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それも限界。横になり立つ事すらしない・・・
2合目から隊長が簡易担架を作ってくれ、合流した参加者
そして、他の登山者の方6名でチロルを搬送してくれた。

ようやく家に着いたチロルは自力で立ち、水を飲みまた横たわった。
しばらくすると、与えたパンをかなりの勢いで食べた。
大丈夫か???
手持ちの抗生剤と痛み止め、傷に軟膏を塗り様子を見ていた。

凄かった、本当に凄かった。
相当痛かっただろうし、怖かっただろう。
山が好きと言うよりも、山に登る人が好きなチロルは
私達に合流する為に、がんばって登って来た。
人間は簡単に行けないような場所だった。

同時に滑落した女性は手にかなり損傷を負ったようだが、
下山後すぐに救急搬送。
実は、その日別な事故が阿寒富士側で起こりヘリ搬送されていた。
その為、そこにたまたま待機していた救急車に乗車で来た。
それも良かった。

小さな小さなめあかん自然塾。
冬山に挑戦したいけど、ハードルが高いな〜〜
と感じる方の為、少人数で、マンツーマンで慣れた登山者をと実施してきた。
けど、私自身いざという時に誰一人助けるスペックはない。
他のスタッフの方々にただ頼り負担を掛けているだけなのです。

怖かった。
でも、みんなが助けてくれた。
山男はみな優しい。
でも、他者を助けるという事は、自分の身を削る事なんだ・・・

下山中、参加者の方に「この事で止めないでくださいね」と
励ましの言葉を頂いた・・・心に染みた。
今後の冬山塾の開催の事を改めて考えている。
少しでも安全を担保して行く為にはどうすればいいのか?
どんなに事前に準備しても事故はあるかもしれない。
これから皆に相談し答えを出そうと思う。

きつい丘陵を登り終えた後の3合目の景観は一度見たら忘れられない。
そんな所を見て欲しい。
こんなへっぽこでも登れるだから。。。
あっ!山は甘く見てはいけないんだ〜

田村隊長、スタッフの皆さん、参加者の皆さん
ご迷惑、ご心配をお掛け致しました。
偶然お会いした登山者方・・・
チロルの為に沢山の装備を御貸し頂きありがとうございました。
陳謝です・・・












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2018年02月25日

オンネトー・スノトレ塾2018

2月24日(土)
快晴の中スノトレ塾開催晴れ


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静寂の中、自分達のスノシューの踏み音だけが聴こえる。
それが心地よい。。。


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おおよそ1時間オンネトー湖上に到着!
風も無くまさにトレッキング日和。
絶景の雌阿寒岳&阿寒富士の前で集合写真。


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今回の目的「オンネトー湖上で豚汁を!」
資材&食材を乗せたソリを引くソリ引き隊は
途中途中ソリが横転と四苦八苦。
お疲れ様でした。
そして、提供準備を始めるもガスの火力が普段の3分の1程。
尚且つ冷えたガスだと火が消えてしまい、時折ガスチェンジ。
30分程でようやく皆さんに食べて頂けました。
頑張りました・・・

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腹も満たされ、展望デッキへ移動。
昨日降った雪の御かげで、足跡一つない無い雪原の湖上。
ふかふかの雪をそれぞれが踏みしめる。
後にはその軌跡が・・・


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帰りは車道を歩く。
緩やかな上り坂、結構厳しい。

12時45分温泉到着いい気分(温泉)
心地よい汗でした。
でも、筋肉痛だ〜〜たらーっ(汗)あせあせ(飛び散る汗)


参加者の皆様ありがとうございました。
そしてスタッフの皆様本当にお疲れ様でした。
今回を踏まえ、来年はもう少しスムーズに行くべき頑張りますexclamation×2












2018年02月04日

スノトレ塾2018

久々の更新でブログ見て、スノトレ塾の告知をしていなかった事に
気づいてしまった・・・すみません。

温泉からオンネトー迄をふかふかの雪の上を
スノーシューで歩きます。
この時期は、凍結したオンネトー湖上から
大迫力の雌阿寒岳&阿寒富士が見えますよ。
今年のテーマは「オンネトー湖上で豚汁を!」です。
ご参加お待ちしております。

日時 2月24日(土)9:30〜(行動時間約4時間)
場所 オンネトー(集合は野中温泉ですー15分前)
定員 15名
会費 500円

持ち物 お弁当、防寒着(手袋等)、飲み物(温かい飲み物等)
    カメラ
※ スノーシューはお貸し致します。

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3月24日は冬山塾も!!!

野中温泉からのお知らせです。

野中温泉は2月26日(月)より1ヶ月程
改装工事の為休館させて頂きます。

久々の更新がこんなお知らせですが・・・・
ご理解の程お願い致します。
posted by 塾長 at 18:38| Comment(0) | TrackBack(0) | お知らせ&ニュース

2017年12月03日

星空塾2017開催報告

悪天のため順延させて頂いていた星空塾
12月2日無事開催させて頂きました。

大学天文学部の学生さん達も参加して下さり
賑やかな会になりました。

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講師の円舘金さん&綾子さんご夫妻のお話は相変わらず楽しく・・・
銀河の事、そして今回見る星座の話も思わず笑ってしまいます。
その後オンネトーへ移動。

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月明かりで雌阿寒岳&阿寒富士がくっきり!!
カシオペアもしっかり写ってます。。。
奇麗だった〜〜〜ぴかぴか(新しい)

12月13日〜14日はふたご座流星群が・・・
楽しんじゃおっとるんるん



2017年10月24日

降りました・・・・

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降りました、降りました・・・
おおよそ30cm。深い所では膝位。
その影響で、昨夜6時から停電。
朝8時には家電、公衆電話、携帯と全て不通に。。。
改めて電気の重要性を感じた次第です。
先程、10時にほくでんさんが電源車で仮復旧して下さいました。
こんな山の中の宿の為に大勢の方が動いて下さる。。。
ありがたい限りです。


オンネトーまでは現在通行止めです。
又、当館前はショベルの不具合できちんとした除雪が出来ていない状況です。
お気をつけてお出掛け下さい。



posted by 塾長 at 12:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 雌阿寒測候所

2017年10月05日

初冠雪を迎えました。

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昨日、雌阿寒岳も初冠雪となりました。
麓は雨でしたが、山頂は薄っすら雪が・・・

posted by 塾長 at 07:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 山の話

2017年09月27日

倒木・・・

先日の台風の影響と思われますが、
温泉側登山口近辺は倒木、根倒れなどかなりの樹木が倒れました。
やはり下はかなりゆるい台地であるので尚更と思います。
1合目以降はほぼ影響はないかに見られました。

ただ、オンネトー側コースはかなり酷いらしく、
4合目辺りまで被害があった様です。

ここ数年、風の被害でかなりの木が倒れています。
一度緩んでしまうとちょっとした風でも倒木の可能性があります。
皆様気を付けて登山されてください。

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posted by 塾長 at 10:23| Comment(0) | TrackBack(0) | お知らせ&ニュース

2017年09月17日

2017 火山塾 中マチネシリver

今年度もどうにか火山塾を開催させて頂きました。
森林管理署そして参加して頂く諸先生に納得頂き
ようやく3年越しの想いを叶えられた中マチネシリ行き。

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阿寒湖畔ルートから総勢19名で出発!



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元阿寒硫黄庫山の車道でもあった登山道は傾斜が少ないけど
ダラダラと長いルート・・・なかなか厳しい。



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そうこうしながらようやく到着した1042m峰。
ここで地質研所の廣瀬先生のお話。
同研究所石丸先生はお仕事!


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途中、剣ヶ峰を眺めながら久々の大谷君の講義がありいの・・・


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こうゆう石碑も硫黄鉱山の方達が???


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ようやく阿寒湖が見えた〜〜〜〜exclamation


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途中どう見ても人の顔としか思えない岩が・・・



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もう一息だよたらーっ(汗)



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やはり途中途中鉱山の残滓が・・・


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1000年以上前と言われている阿寒富士噴火のスコリアの層?



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到着!!!
圧倒されるほどの噴気。
まさに地球の息吹。そして皆息を呑む。
この自然の生命力に人間なんて敵う筈がない・・・


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地質研究所の方はこのボッケで温度を測ったりガス検知をしたりされる。




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今日の温度は84℃



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なんとこのボッケで先生達が早めに行って温泉卵を作ってくれました〜〜〜
みんなで楽しく、美味しく頂きましたグッド(上向き矢印)


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ここからポンマチネシリ(雌阿寒岳山頂)を目指します。



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山頂到着!


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先程迄居た中マチネシリがばっちり見えます。


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下山はいつものルート。
落ち着きます。。。

15時40分総勢19名無事全員下山です。
初めて中マチネシリへという事で緊張していましたが
ようやくほっとした瞬間。

今回の火山塾登山。
阿寒湖畔側からの眺めは全く違うものでした。
至る所に阿寒富士噴火のスコリアの堆積が有り、
同じ雌阿寒岳という山体なのにオンネトー側との違いは興味深いものでした。

参加者の皆様、講師の皆様、田村隊長ありがとうございました。
そしてお疲れ様でした。

今回改めて解ったのは私は方角が全く分からないのだという事。
知らない所に一人で足を踏み入れないと、固く誓いました〜〜〜。

あ〜〜〜楽しかった〜〜〜るんるん
そして嬉しかった。。。


2017年09月01日

登山部始動しました!!

行って参りました・・・
久々雌阿寒岳!!

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もちろんチャ〜も一緒ですグッド(上向き矢印)